気管支喘息における環境調整
近年、喘息の薬物治療が進歩し、吸入ステロイド、抗ロイコトリエン薬が小児科領域で予防治療の主流となり、発作のコントロールがよくなっていますが、喘息の患者さんの80-90%はハウスダスト、ダニといった吸入アレルゲンに感作されており、生活環境からそれらをできるだけ排除する環境調整も喘息治療の重要な柱です。
ダニアレルゲンは寝具に多く、次いで絨毯、ゴザ、畳で、フローリングがもっとも少ない。寝具のダニの量は20μg/g dustで、ゴザは10μg/g dust、畳は3μg/g dust、フローリングは2μg/g dust 10μg/g dust以上で発作が起こりやすい
そのため
① 布団カバーを週1回丸洗い
② 布団は週2-3回天日干し、その後掃除機で1m3当たり20秒吸引する
経済的余裕があれば高密度性防ダニ布団カバーを使用する
③ 寝室、居間を週1回以上掃除機で掃除
④ 絨毯、ゴザは排除、できなければ週1回以上掃除
⑤ 畳は週1回以上掃除
⑥ ぬいぐるみはおかない 置く場合は3ヶ月に1回洗濯またはビニール袋に入れる
⑦ ペットは飼わない(ネコ抗原はダニ抗原についで重要な室内アレルゲン)
以上を3~6か月行うとダニアレルゲンの量は10μg/g dust以下になります
西岡謙二:環境調整の意義と指導 小児アレルギーシリーズ 喘息から引用、改変










